2026.07.28

トヨタを走る400台。工場物流無人化の真価

フォークリフトが行き交い、牽引車が部品を運ぶ。日本の製造現場を象徴してきたこの光景が、静かな変容を遂げている。人手不足が深刻化し、物流の「2024年問題」の影響が製造現場の奥深くまで波及する2026年現在において、もはや人手のみに頼った工程間搬送はリスクになりかねない。理想的な「流れ」を追求し続けてきたものづくりの聖地で今、自律走行する知能を備えた機体が搬送の主役に躍り出ようとしている。2026年6月、株式会社ギークプラスが発表したトヨタ自動車株式会社への搬送型AMR導入の成果は、自動化の定義を「局所的な効率化」から「工場全体の標準インフラ」へと引き上げるものだ。400台を超えるロボットが、入庫から加工エリアまでをシームレスに繋ぐ。無人化という新しい血流が、工場の内側を循環し始めている。(文=RoboStep編集部)

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