2026.06.12
ロボットを導入するために、スロープを付け、作業台を改造し、専用の治具を新調する。こうした「ロボットのための環境整備」に伴う多大なコストと手間が、現場の自動化を阻んできた。本来、技術は現場のありのままの姿を助けるものであるはずだ。もし人間と全く同じサイズで、人間と同じ道具を使いこなす「動く知能」が現れたなら、その矛盾は解消に向かうはずだ。2026年4月、東京ビッグサイトで開催された「ヒューマノイドロボットエキスポ2026」。そこで株式会社GA Roboticsが披露したヒューマノイド「Walker Tienkung」の姿は、まさにその未来を具現化したものだった。身長172センチメートル、独立駆動する五指。人のために設計された空間をそのまま使いこなし、ボルトを摘み上げるその手先には、ヒューマノイドが実用化の「実装フェーズ」に突入した事実が刻まれていた。(文=RoboStep編集部)
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